■ 平成25年に発生した千葉県の冷凍設備に係る事故について
千葉県防災危機管理部産業保安課
千葉県の冷凍設備事故件数(平成25年11月末現在)
平成20年 |
平成21年 |
平成22年 |
平成23年 |
平成24年 |
平成25年 |
1 |
1 |
6 |
6 |
8 |
5 |
(0) |
(0) |
(1) |
(0) |
(1) |
(1) |
( )内は、アンモニア冷凍設備に係る事故件数で内数である。
千葉県の冷凍設備に係る事故は、平成25年は5件発生しました。
以下に、平成25年に発生した事故の概要を紹介します。
(1)発生日時:平成25年5月
場 所:成田市
事故概要:冷気の温度が高くなったため、調査したところ、高圧圧力計銅管フレア接続部のフレアナットが緩んで微量に冷媒が漏れていた。振動でナットが緩んだものと推定される。
(2)発生日時:平成25年6月
場 所:成田市
事故概要:日常点検中に冷凍機の凝縮器ドレン抜きノズル付近から冷媒漏えいを発見した。溶接の溶け込み不良部分から何らかの原因で溶接ビードの割れが進行し、亀裂が表面に達したことにより漏えいに至ったものと推定される。
(3)発生日時:平成25年8月
場 所:千葉市
事故概要:警報が表示されて冷凍機が停止した。冷水側熱交換器内の配管が腐食し冷媒が漏えいしたものと推測される。事故原因等は現在調査中。
(4)発生日時:平成25年9月
場 所:山武市
事故概要:圧力低下異常の警報を発報し冷凍機が停止した。膨張弁付近からの冷媒の漏えいを確認、冷媒はほぼ全量が漏えいしていた。事故原因等は現在調査中。
(5)発生日時:平成25年11月
場 所:市原市
事故概要:通常運転中のアンモニア冷凍設備で、液供給ラインの自動弁からアンモニアが漏えいした。原因は当該自動弁のグランドパッキンの摩耗である。